乾燥肌を改善するためには?-原因と対処方法
乾燥肌の原因と対処方法
お肌の悩みのタイプは人それぞれ違うものです。
自分のお肌のタイプを把握し、適切なスキンケアを行うことで悩みを解消しましょう。
悩みの元の原因を理解し、最適なお手入れの方法でスキンケアをしてください。
ターンオーバーの乱れ
乾燥の原因は、一般的にターンオーバーの乱れや加齢によるものと考えられます。
乾燥(肌)=お肌のうるおいが失われかさついた状態です。
皮膚のうるおいは、「皮脂・天然保湿因子・細胞間脂質」という3つの保湿因子によって水分量を一定のバランスを保っています。
これらが、加齢やターンオーバーの乱れによって減少することにより角層の水分も減ってしまい、お肌が乾燥した状態になってしまうのです。
また、別の要素としては「過度な洗顔」も乾燥を悪化させる原因だったりします。
お肌の油分が過度な洗顔により失われ天然保湿因子が流出してしまい、蓄えていた水分を蒸発させ乾燥の原因となる場合があります。
乾燥予防の対応策
乾燥を防ぐための対策方法は、うるおいに必要な3つの保湿因子に近い保湿成分や油分がバランスよく配合された化粧品でこれらを補うことが大切です。
- 皮脂膜に近い成分:スクワラン
- 天然保湿因子に近い成分:アミノ酸
- 細胞間脂質に近い成分:セラミド
など
保湿成分=お肌内部の水分を抱え込む成分
これらをしっかり配合した美容液でケアすることがおすすめです。
代表的な保湿成分
保湿力の強さ別に保湿成分の代表的なものを紹介します
保湿力が非常に強い成分:スクワラン、ホホバ油、ワセリン
これらは、お肌にある水分を蒸発させないように「逃がさない」効果を発揮する成分で、水分を閉じ込めふたをする働きがあります。
保湿力が強い成分:セラミド、レシチン
こちらは、お肌に与えた水分をはさみこんでしっかりキープする性質をもった保湿物質です。
保湿力は普通の成分:ヒアルロン酸、コラーゲン、ポリグルタミン酸
これらは、真皮がもともと持っている成分が多く角層内保湿としての作用があります。湿度が下がっても水分を抱え込んだままでいてくれる成分です。
保湿力は弱い成分:アミノ酸、グリセリン、NMF
水分を吸収する性質のある成分です。湿度が低くなると保湿力はダウンします。
保湿成分の知識をもって、商品を選ぶときの参考にしてください。