できてしまった「ニキビ跡」のお手入れについて
ニキビ跡は正しいお手入れで改善
ニキビは症状に段階があり、状態にあった正しいケアを行うことが大切です。
ニキビをこじらせてしまい「クレーター」状態になってしまった方は、ニキビ跡が残ってしまい何とかしたいとお悩みではないでしょうか?
ニキビ跡の正しいお手入れ方法について注意しなければならないことについても理解し治す努力をしましょう。
ニキビ跡の症状に合った効果的なケア
ニキビ跡には「クレーター(凹み)」「シミ」「赤み」などがあります。
その症状によって、改善するためのお手入れ方法がことなります。
ご自分の症状に当てはまる状態に合った効果的なお手入れ方法を行ってください。
クレーター状の凹みが残ってしまったら
ピーリングやレチノイン酸の塗り薬が有効です。
お悩みが深刻な場合は、専門の機関に相談しレーザー治療などを頼ることもおすすめです。
シミが残ってしまったら
それは、炎症後色素沈着によるものです。上から日焼けすることで跡が消えにくくなります。
紫外線からお肌を守る対策をしっかり行ってください。
シミとして跡が残ってしまった方は、美白化粧品やピーリングが効果的です。
赤みが残ってしまったら
ニキビ自体の症状は治っているはずなのに赤みだけ残ってしまった状態です。
赤み跡に効果があるのは、ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある成分を配合した化粧品です。また、ニキビ跡の改善に効果があるといわれているイオン導入もおすすめです。
ご自分のニキビ跡のタイプによって、有効な成分が配合された化粧品を選びケアしましょう。
また、ニキビ・ニキビ跡をケアするにあたり注意しなければいけない点も理解しておきましょう。
できてしまったニキビの跡を残さないために
■絶対につぶしてはいけません
炎症を起こしているニキビをつぶしてしまうと雑菌が侵入し、化膿してしまう可能性があります。
お顔の目立つところにできたニキビは、ついつぶしてしまいなくなる気持ちはわかりますが、つぶしてしまうことによって症状は悪化し、かえって目立ってしまうし治りにくくなってしまいます。
■洗顔のし過ぎも注意
ニキビに対して洗顔は大切で有効な手段ではありますが、過剰な洗顔によりお肌の乾燥を招き余計な皮脂が分泌されることでニキビを悪化させてしなうことがあります。
余分な皮脂などはあぶらとり紙などで抑え、洗顔は1日2回程度に抑え症状にあった洗顔料を使用してください。
■髪の毛は触れないように束ねるなど
髪の毛が触れる場所にできたニキビは、その刺激によって悪化してしまうことがあります。
目立つニキビは髪の毛で隠しておきたい衝動にも駆られるかと思いますが、かえって症状を悪化させてしまう危険性があるため、できるだけ髪の毛が触れないよう工夫してください。
■ニキビに触れない
ニキビができると、どうしても気になって知らず知らずに指で触ってしまうものです。
手には見えない雑菌がたくさんいます。触れることで症状を悪化させる原因にもなりますので、気になる気持ちをグッと堪え、意識してニキビに触れないよう心がけてください。
出来てしまったニキビは、悪化させないことが大切です。
注意しなければいけないことをしっかり守り、完治するまでお手入れを続けてください。
また、きちんとお手入れしているのに症状が悪化するような場合は症状とお手入れの方法があっていなかったり、ニキビとは違った原因が隠されているかもしれないので専門の機関に相談し早めに対処してください。
「ニキビ=皮脂過多」と解釈されがちですが、乾燥肌でもニキビにはなります。
皮脂が多いことが原因であるのも事実ですが、主な原因として体内のバランスの乱れや免疫力の低下なども関わっています。日常でのストレスや不規則な生活による寝不足など、生活面でのあらゆることが影響しているのです。女性の場合は生理前のホルモンバランスの変化によってもニキビが出来やすくなりますし、できたニキビを悪化させてしまうこともあります。
出来てしまったニキビを治すのは大変なので、日頃からニキビの予防ケアを心がけてください。